振り返ったときに「点」は線でつながる 自信がなかったからこそわかった大事なことは「他人との比較ではなく自分と向き合いつづけること」
大切なのは夢や目標だけじゃない!ワカモノの暴露メディア
学生のうちに何かしたいけど、何をしたいのかわからない。自分が何に興味があるのかわからない。
等身大のワカモノたちへ駆け出しPRライターがインタビュー!
現在、株式会社美京都で2年間インターンをしながらさまざまなことに挑戦している長村伊織さん。大学受験に失敗し失望感を味わった彼が、本田圭佑選手がアンバサダーを務めるプレゼン大会(Little you)でのオーディエンス賞受賞、ニューヨークへの短期留学を経てどんな心境の変化があったのか?いろんなことに挑戦する中で見据えている長村さんの未来像とは?ワカモノラボPRライターの長嶋未菜が取材してきました!
ダイジェスト版かつ長村さんのインタビューの様子はこちらから↓
自信がなかったからこそ挑戦してきた
───長村さんはこれまでさまざまな活動をされてきたと思うのですが、どんな思いから行動されてきたのですか?
長村伊織(以下、長村):はじめは行きたかった大学に受かった人たちよりも大学生活を充実させてやるという反骨精神からがんばっていました。高校3年生までずっとサッカーをしていたので大学からは新しいことに挑戦して視野を広げたいと考えていました。
大学1年生の夏に四国をママチャリで旅したのですが、そこからサッカー以外でこんなにおもしろいことがあるのかと気づき、おもしろい人がいれば会いに行って、将来のためになにをしたらいいのかと聞きまくっていました。自分に自信がとにかくなく、志望校に入学した人たちには負けないという反骨心が原動力になっていました。
───行動しつづけ、おもしろいおとなとたくさん会った結果、どのように変わっていきましたか?
長村:かっこいいおとなと出会うたびに自分の意見が変わっていき、なにを信じたらいいのかわからなくなり自分を見失ってしまいました。いまのインターン先と出会えて新規事業を任せていただいたり、広報を担当させていただいたりとさまざまなことを学ぶ機会をいただいたのですが、同時にかっこいいおとなの人たちと自分を比較し劣等感を感じていました。すべての人の意見がよく聞こえ、なにが正しいのか、自分はなにをしたいのかがわからなくなってしまい、そこで一旦環境を変えるため、機会をいただきニューヨークへ短期留学へ行くことになりました。
───ニューヨークへ行く前とあとでどのように変わりましたか?
長村:他人の顔色をうかがって、ひとに合わせて意見するのではなく自分本意で考えられるようになり、自分の選択軸ができました。また、帰国してから自分のやりたいことがより明確になりました。ぼくは、マーケティングを通して世の中の人たちをわくわくさせるようなサービスやモノをつくり出したいことがわかったんです。
帰国後にニューヨーク滞在中にいたるところでメモをしていたものや自分が書いていたブログを読み直したことで、自分が世の中のどういったところを見ているのか、なにに興味があるのかがわかり、さらに、本をたくさん読むことで知識をつけ、自分のやりたいことを言語化することができ腑に落とせました。いままで、もやもやしていた点がつながったような気がします。また世の中で流行っているものを分析し、どの点がひとの心に刺さったのか、興味を持たせたのかを知り、将来の自分の仕組みづくりに活かしていきたいと考えています。
失敗を恐れるよりも挑戦するチャンスをもらえない方が怖い
───帰国後のいまはどんなことに取り組んでいるのですか?
長村:ニューヨークから帰国して3か月がたち、また株式会社美京都でインターンをしています。いまはデザイン事業の立ち上げをがんばっているのと自己実現塾の運営をしています。
───どんなところにやりがいを感じますか?
長村:デザイン事業では、それこそ自分の興味のあるマーケティングと事業をつくることを掛け合わせてできているのでとても楽しいです。
自己実現塾は、10歳~19歳の子たちが実現させたいことに対してサポートをしています。自己実現って自分でなにかしらやりたいことがあって旗をたて、そこからスケジューリングをするじゃないですか?それを俯瞰して見れるのでとても勉強になります。たとえば、どういうところにひとは目がいかないのかやその子が目標に向かってスピード感を持ちながら取り組むにはどんな言葉をかけたらいいのかなど対話も工夫しながらしています。自分だったらどうだろう?と自分に落とし込みながら考える機会にもつながるので座学で勉強するよりかは、対ひとで実践しながら学べるのでとてもよいです。
───その会社でインターンをつづけている理由について教えてください
長村:尊敬できる人がいるというのももちろんありますが、1番は年齢に関係なく正当に評価してくれる会社だからです。努力をして結果を出せばいくら若くても必ずチャンスを投げてくれます。努力をすれば挑戦する場をもらえることから、失敗することは怖いと感じますが、つい挑戦してしまいますね。
───チャレンジすることに対して怖いとは思わないのですか?
長村:もちろん怖いですよ!でも、チャレンジをするのか、しないのかという選択があったらしないより、チャレンジをしている自分の方が好きなのでチャレンジすることを選択していますね。そしてこの会社では、チャレンジするだけまた新たなチャレンジがいただけるので、楽しくて結局2年間離れられずつづけさせていただいています。
将来はいまの「点」でしかうまれないからこそいまやりつくす
───さまざまことに挑戦するうえで大事にしていることはありますか?
長村:キャリアを作っていくうえで大切にしていることは、選り好みをしないことです。いまは「やりたいことを仕事にしよう」みたいな風潮が世の中にあると思うのですが、あれってある意味可能性を狭めている気がしています。それ自体はいいと思うのですが、自分のいまの年齢ではこれしかしないを決めきるのは早すぎると思うのでいまはなんでもやってみて「点」をたくさんうっていこうと考えています。
もちろん自分が興味のないことも含まれているときもありますが、任された仕事はどんなことでも「これおもろい!」と1度自分の心で思うようにしています。そうすることで、その仕事のおもしろいポイントを見つけることができ、どんな仕事でも楽しくこなすことができます。
ぼくにとっての仕事とは実験だと考えているので、どんなことにも答えがないからこそ、仮説検証を繰り返しながらなに事も自分の人生にとってなんらかの意味があるものになっていっていると信じています。
───どんな未来像を描いていますか?
長村:将来、世の中の人をワクワクさせるようなアプリやサービスをつくりたいという夢はぶれないです。旅をして、新しいこと、もの、人に常に触れつづけていたいです。将来はいまの「点」の積み重ねでしかないと思うので、周りからムダだと思われることでもがんばって取り組めます。過去を振り返ったときに「あのときの出来ごとがあったからいまがある」と思えるようにいまは目の前のチャンスを自分のものにしていきたいです。
インタビューを終えて
どんなことでも前向きに捉え、失敗を恐れず取り組んでいる長村さんが素敵だと思いました。長村さんならどこでも活躍ができ、どんな人とでも働いていけそうと感じました。これからもいろんなことに取り組んでいくであろう長村さんの活躍がとても楽しみです。
(取材・執筆:PRライター 長嶋未菜 / 編集:有馬華香)
0コメント