まずは自分が1番に楽しむ!みんなが夢を語り、挑戦しつづけられる世界を守っていきたい
現在、自身のノンアルコールクラフトビールブランド「Travel Trigger Craft Brewing(以下、Travel Trigger)」の第1弾をベトナムで醸造して販売するためにクラウドファンディングに挑戦している藤戸淳平くん。これまで、世界一周やトビタテ留学Japanを利用し海外インターンへ。そのほかにもNPO団体設立やオンライン英会話塾経営などさまざまなことに取り組み、学びつづけている藤戸くんがクラフトビールを通して伝えたい想いとは?藤戸くんの将来ありたい姿とは?ワカモノラボPRライターのMina Nagashimaが取材しました!
これまでの経験がいまの自分の考えをつくりだしている
ー高校生のときから行くと決めていた世界一周でしたが、実際に行ってみてどのような変化がありましたか?
藤戸淳平(以下、藤戸):帰国後は、何かをしようと思ったときすぐに一歩を踏み出せるようになりました。
海外に行ってすぐ騙されてお金を取られたり、現地で入院するなどといった経験もしました。そういったいままで経験したことのない当たり前でないことを10か月も経験していると、なにが起こっても動じなくなってくるんですよ。なので、帰国してからは自分が楽しそう、知りたいと思ったことに対して躊躇せずすぐに踏み出せるようになったり、はじめられるようになったりしました。
そして、世界一周や帰国後にいろいろな人と出会ったことでより視野も広がり、働くことに対する考え方などもポジティブなものに変わりました。そういった意味で世界一周はよい挑戦だったと思います。
ーたとえばどんなことに一歩踏み出したのでしょうか?
藤戸:いま取り組んでいることは「トラベルトリガー」という自分のクラフトビールのブランドを立ち上げたり、海外の友達と自分の周りで英語を学びたいと思っている友達をつなげてオンラインで英会話を学ぶ塾を運営したり、古民家をDIYして自給自足の生活をしてみるなど楽しみながら環境問題について考えるNPOを立ち上げたりしました。
また、ワークとライフの境目がないような生き方をしたいと考えているため、バンライフにも興味があります。最近は元ZOZO執行役員の田端信太郎氏がCMOとして参入したことで話題であるバンライフの事業を行なっているCarstayでインターンをやらせていただくことにもなりました!
このように、興味があると思った会社やコトがあればすぐにインターンに応募するなど一歩をすぐ踏み出すようになりました。
ビールで人にきっかけや想いを届けたい
ー藤戸さんにとってクラフトビールとはなんでしょうか?
藤戸:クラフトビールは創り手のアートだと考えています。
クラフトビールは一般的なビールと異なり小規模でつくられていて、クラフトビールでその地域を盛り上げたいなどといった独自の想いが込められているものが多くあります。それって一種の表現だと思っていて、もっと創り手の想いを消費者に届けたいと考えたと同時に、僕も好きなものを使って仕事したいという思いから「旅するきっかけをつくる」という自分の想いを込めたクラフトビールをつくることにしました。
世界一周ではビールのおかげで国籍、性別、年代など関係なく人の輪を広げることができたという経験があったことから、ビールで場づくりやきっかけづくりをしたいと考えました。
そして、自分のクラフトビールをつくるためにベトナムのクラフトビール会社でインターンをしながら学んでいました。もうすでにあるビールの営業をするのではなく、自分の想いを込めたクラフトビールのブランドをつくりたいと再確認し、インターン先の社長に話し、提携を結んでもらい自分のブランドをつくる運びになりまました。
ー藤戸さんが「Travel Trigger」に込める想いについてもう少し詳しく教えてください
藤戸: 自分のクラフトビールで旅するきっかけをつくり、それが世界平和につながると考えています。
これまで、ボランティアに対し自分が取り組むことで本当に根本的な解決になっているのか?意味があるのだろうか?と疑問に思うことが多くあったのですが、TABIPPOのフェスでゲストの高橋歩さん方の対談を聞いたことで、自分はボランティアという形での支援ではなく、みんなが世界中で友達をつくれるような支援をする立場に回ればいいのか!と自分に合った貢献の仕方に気がつくことができました。
今回はベトナムをテーマにクラフトビールをつくっています。ベトナムってビールに氷を入れて飲むんです。そういった変わった風習からベトナムに興味を持っていただき、次に海外へ行く際はベトナムに行ってみようかなといったきっかけをビールでつくりたいと考えています。
みんなが相手に対し思いやりを持つことができれば世界ってもう少し平和になると信じています。
このように、自分はクラフトビールを通して国と国、人と人との懸け橋をつくっていきたいと考えています。
変化に対応しやすい自分でいるために夢や目標はつくらない
ー藤戸さんが働くうえで大切だと思うことはなんですか?
藤戸:働くという概念はあまり持たず、遊ぶように働きたいと考えています。僕は高校のときから自分で仕事をつくり出していく働き方をしたいと考えていました。そのうえで大切なことはまずは自分がワクワクしているかどうかです。今やっている活動は全部いまの自分がワクワクしているから、どんなにその過程が大変であろうが楽しみながらがんばれますね!
また、なにかを決めるときに大事にしていることは、自分の夢や目的はこれだ!と決めないことです。これから先、年も取っていく中でやりたいことやそのときの社会の状況もどんどん変わっていくと思うんです。なので、夢や目標をこれって決めてしまうと、状況が変わったときにすぐに対応できなくなると思うんです。
なので、あまり先のことを考えすぎず、いま目の前にあるワクワクに躊躇せずに取り組んでいきたいです。
ー現在もこれからもいろんなことに挑戦していくと思うのですが、どんな未来像を描いているのでしょうか?
藤戸:自分自身が常に楽しく夢を語って挑戦しつづけていたいという想いがあるので、みんなが挑戦でき、夢を語れる世界を守っていきたいと考えています。
環境問題に取り組みはじめたのも、このままなにもしないでいると地球が大変なことになって夢を語っている場合ではなくなるのではないか、と思ったことがきっかけでした。ですが、真面目に環境問題に取り組もう!といったようなアプローチではなく自分らしく、みんなで楽しみながら環境問題に興味を持つきっかけをつくっています。
また、今回はベトナムをコンセプトにしたビールですが、今後は台湾かもしれないし、韓国をコンセプトにしてつくるかもしれないです。どこの国のクラフトビールにするのかまだ決めてはいませんが、ビールで旅をするきっかけをつくり、友達を世界でつくってもらい、世界平和への貢献に少しでもつながってくれたらうれしいです。1人でも多くの人に届けたいため、あえてカフェ感覚で楽しめるようなノンアルコールビールにも挑戦しています。
同時にこういった、クラフトビールの創り手の想いをもっとみんなに伝えていけたらとも思います。
インタビューを終えて
話を聞いていて本当になにかをはじめるまでの決断がとても早い方だと感じました。そしてはじめたことをしっかりとカタチにしていることもすごいと思いました!いまでも十分いろいろやっているのに取材中にまた新しいことを考えていて、ずっと自分のワクワクと向き合う姿勢、そして次の世代やまわりのことも考えたものをつくろうとしていて尊敬しました。
(取材・執筆/ PRライター:Mina Nagashima / 編集:丸山泰史)
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▼ Travel Trigger Craft Brewing
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