何をしたらいいか分からなかったからこそ分かった、成長のコツは「あえて最終目標をつくらないこと」
大学の学生団体に所属しライティングをすることをきっかけに、有名雑誌コラボプロジェクトでは学生編集長をつとめ、PRライター・プランナー養成講座を受講しPRについて学んでいたり、就活に励みながら若者マーケター集団ワカモノラボにも所属している米田来美さん。さまざまなことに挑戦して成長をつづけるコツをワカモノラボPRライターのMina Nagashimaがインタビューしてきました!
自分でなんでもやってみたい!岐阜から大阪へ
───出身地である岐阜から大阪に来た理由は何だったんですか?
米田来美(以下、米田):岐阜県で生まれ育ちました。一人っ子だったためか、両親がなんでもやってくれました。でも、なんでもやってもらう自分が嫌だったため、小学校のころから「一人暮らしがしたい!」と言っていました。家事も全部自分でやって、自立したかったんです。
大学進学の際、迷わず大好きな関西に行くことを決め、受験は関西1択でした。もちろん地元に残る選択肢もありましたが、岐阜しか知らないでいる自分が嫌だ、視野が狭まるのが嫌だ、という思いから岐阜から大阪に出てきました。
───自分を成長させたかったと向上心がすごい米田さん。実際に一人暮らしをしてみてどうでしたか?
米田:最高に楽しいです!「自分でなんでもできるんだ!」ってことを日々感じられていて今は幸せです。解放されている感じがして自分らしく生きられている感じがします。それに、関西の人の方が感覚が合う人が多い気もしています。
とりあえずやってみよう精神
───現在大学では何を学んでいるのでしょうか?
米田:総合社会学部の環境まちづくり系専攻で地方創生や環境の問題を中心とした比較的新しい研究をしています。
社会問題や環境問題を配慮しつつ、人々が住みやすい街づくりをしていくというのは今後重要な課題になってくると思うので学びがいがあります。
───PRライター講座を学外で受講されていますが、なぜ興味を持ったのでしょうか?
米田:PRライターに興味を持ったきっかけは、近畿大学にあるゼロテン編集室に友達に誘われて入って、そこで文字で発信することに興味を持ちはじめたからです。ゼロテン編集室に入った初日からイベントレポートを書きました。常に「とりあえずやってみよう精神」を大切にしています。将来のためにスキルをつけたい!新しいことに挑戦してみたい!という想いもありました。
───いきなりレポートを書くということに対してむずかしいなどといった、ニガテ意識はなかったのですか?
米田:正直、「書く」ということに対してむずかしい、ニガテという意識はめちゃくちゃありました。
でも、それ以上に言葉で表すことに対して、重要性や将来性を感じられていたから、つづけることができています。
何となくでやるのではなく、スキルをしっかりとカタチにして自分に自信を持ちたいと思っています。
───どうして文字で発信していくことに対し、重要性や将来性を感じたのでしょうか?
米田:元々中学のときから、人前に出て話すことが好きで、生徒会長をつとめていました。たぶんその時から、自分の考えをわかりやすく言葉で伝えたいということは潜在的にあったのだと思います。
でも最近は、人前で話すということよりも、文字に起こすということの方が自分の考えを整理しやすいのでとても必要性、重要性を感じるようになってきました。自分の考えをわかりやすく伝える力は、今後どんな場面でも必要になってくると思います。
今は、誰かのやっていることや、想いを自分の考えや価値観を踏まえ、自分の言葉を通して伝えていくことに興味があります。なので、編集室や記事を書くことをつづけています。
───そもそもゼロテン編集室について教えてください。
米田:近畿大学の学生が主体で、編集をテーマに、隠れたもったいないにスポットライトを当てて、活動と活動をつなげる活動をしています!
そのプロジェクトの中に、Webメディア事業やコラボ事業があって、私はWebメディアでライターとしてイベント記事を書いたり、コラボ事業で参加学生をまとめて、CanCamとの連携を務めたりする学生編集長をやっています!
───学生編集長をやっていて難しいと思う部分はどういったところですか?
米田:2019年10月からこの企画が始まって、ゼロテン編集室のメンバーの中から編集長に選ばれました。
学生が5チームに分かれていてチームごとで見開き1ページをうめるのですが、テーマ決めから、取材、記事作成、記事に掲載される写真までも学生が主体で行います。取り組む中で、各チームのリーダーと企業さんとの連携がとても難しいと感じました。
私を通して、企業さんと学生、双方の意見を伝えるので、情報を正確に伝えるということ以外にも、伝え方も意識しています。
───伝え方というと?
米田:伝え方は、この企画に携わっているすべての人との信頼関係にもつながっている部分だと思っています。
また、企業さんからはこう言われたけれど、学生メンバーに伝えるときにはこう言い方を変えてみたら伝わりやすいかな?や、逆に学生メンバーからの意見を企業さんに伝えるときはこう変えようなど、伝える相手によって伝え方を変えるように意識することがとても難しいと感じました。今でも手探りで、やりながら修正していっています。
私の成長を本当に思ってくれている人についていく
───ほかにも何か活動されているのですか?
米田:他にも、ワカモノラボ代表の有馬華香さんに紹介されPRライター講座を受講しはじめました。
自分のように「何をしたらいいのかわからない人」ってたくさんいると思っています。ワカモノラボを通して、いろいろなことをしているワカモノと大人を繋ぎ、そういった活動を発信していくことにより、悩んでいる学生が一歩を踏み出せるような環境を作れるかもしれないという可能性を感じています。
誘われて、自分のためになりそうであったらとりあえずやってみます。
経験したことない、知らないことに対して興味がわくというのと、誘ってくれる人が自分に対してどう思ってくれているのか、その人は私の成長を本当に心から思ってくれているのか、を直感的に判断します。
誘ってくれる人が活動的で尊敬できる、信頼できる人であれば、自分の将来性が見えやすく、やってみようと思えるのです。
さまざまなことに取り組む中で、描く未来像
───さまざまなことに取り組む中で、どんな未来像を描いていますか?
米田:最終目標を決める必要はないと思っています。ゴールがあったらそのゴールに縛られてしまうのであえて作りません!
今、目の前のことに一生懸命に取り組んでいたら、未来につながると信じているので、今取り組んでいることを全部同じバランスでやっていきます!
ひとつにのめりこむわけではなく、「ワカモノラボ」「ゼロテン編集室」「PRライター」「就活」「プライベート」も全部同じ優先順位でやっていきたいです。
難しい課題でもありながら、自分への挑戦でもあります!
インタビューを終えて
はじめのきっかけは、自分の信頼できる人、尊敬できる人から誘われていろいろなことに挑戦している来美さんですが、そこにちゃんと意味を見出し、自分のものにしようと向上心がとても高い方であるという印象を受けました。
目標やゴールをあえて作らず興味があることや自分の好きなものに、最初はわからなくてもとりあえずやってみる精神でいると見つけられるものであることがわかりました!これからの来美さんの活躍にとても期待しています!
(取材・執筆/PRライター:Mina Nagashima / 編集:有馬華香)
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